終末医療

 
 
手術から10か月後の2013年8月
母から、再発したと連絡があった。
直ぐには信じられなくて、担当医に話を聞きに行った。
いくつかの臓器に転移が見られ、手術はできない。
あとは、抗がん剤治療だが、完治の可能性はないので、延命のための治療となる。
母は「もういい」的なことを言ってた、相当ショックだったと思う。
 
何日かして、母は東京に来ると言い出した。
家にいると、このまま死んでしまうんじゃないかと不安でしょうがない。
たしかに、あの兄だ。母がこんなになっても、面倒をみるどころから、ひたすら面倒をかけるだけ。
 
都内の転院先を探した。
東京の大きい病院で見てもらいたいから、武蔵野赤十字病院への紹介状を書いてもらい
直ぐに連れて行った。
名前は忘れたが、診療部長の名札を付けたクソ医者だった。
ごちゃごちゃごたくを並べて
簡単に言うと、治る可能性はないし、そんな患者を診る気はないと。
結局、そういうことだ。
まるでテレビで出てくるようなヒールの医者が実在した。
 
ソーシャルワーカーを紹介してもらい相談に乗ってもらう。
いくつかの緩和ケア病院を予約して、順番を待ち
ホームクリニックにかかるのがベターという結論。
 
「終末医療」というワードでググって、いろいろなページを読み漁った。
ある緩和ケアで有名な病院に訪問し、医師と話し、ホスピスを見学させてもらった。
キレイで、落ち着いた雰囲気の素晴らしい場所だと思ったが
入院(入居)は、待ち行列。
空いたらすぐ連絡するので、翌日には入居してほしいと
そういうシステムらしい。
いつ空くかわからないし、その待ち行列の並びも不明。
来週かもしれないし、何か月後かも知れないと。
 
いくつかの選択肢があったけど、どれも片手落ち。
①自分の家
 ⇒昼間は、母しかいない。ということと
  なにより、母の性格から、ボクの嫁といるのは簡単ではない。
②ウィークリーマンション
 ⇒一人ぼっちで、何かあった場合に困る。
③ホスピス
 ⇒いつ入院できるかわからない。
 
他もいろいろ調べていると、そういったことを探し手配してくれるサービスを見つけた。
一番手っ取り早いのは、有料老人ホーム+かかりつけの病院であることが分かった。