37日目:金毘羅さん(番外編)
いま、大坂難波の御堂筋ホテルにいます。
この書き出しが癖になっちゃってまして・・・。
今日は、金毘羅さんに遍路のお礼参りに行きました。
1番寺に行くところを、急遽変更して、金毘羅さん。
昨日は、1番寺は、寺の謀略だ、みたいな書き方をしちゃいましたけど、ネットで調べてみると、そうでもなさそうです。
1番に戻らない人も多いようですが、決して邪道ではないみたい。
10番の切幡寺から1番へ打ち戻ると、遍路の巻き戻しをしながら、新米の遍路さんと行き違うので、趣向があっていい。
みたいなことを書いてる人がいました。
なるほど。
やっぱ、ちょっと失敗したかも・・・。
ま、でも、金毘羅さんには行ってみたかったので、オッケー。
もう純粋にお礼参り、願ったのは、
無事結願できて、ありがとうございました。
だけ。
ふっとぱらです、ぼく。
ちなみに、表紙画像は、金毘羅の金丸座の前で出会ったお遍路さん
この方、結構縁があるんです。
57番栄福寺で最初に出会って
58番仙遊寺の宿坊で一緒になって
61番香園寺の宿坊でも一緒になったんです。
横峰寺から真っ暗な山道を泣きながら降りてきて、8時半に到着した香園寺宿坊、いまでもよく覚えてます。
遍路途中、善通寺から、琴平にやってきたそうです。
歌舞伎が好きだそうで。
で、これも縁だと思い500円も出して金丸座を観覧してきました。
おじさんのがっつりガイド付きなので、結構楽しめます。
正解でした。
それにしても、金毘羅さんの石段。
1200キロも歩いてきたボクには物足りないんじゃないかと思ったけど、全然、キツイっす。
一緒に旅したアイテムも一緒にお参りしたかったので、わざわざザックまで背負って。。。
やっぱり、その辺の土産物屋さんに、置いてくるべきだったとひたすら後悔。
んでもって、その後、琴平駅から南風なんとかっていう特急に乗って、岡山、新大阪、でいま難波にいる次第です。
ホテルそばの串揚げや、めちゃくちゃウマかった。
琴電に乗って、片原町から琴平駅へ。
眠かったあ。
てか、寝ちゃってた。
途中で思った。
疲れてます。体。
足も、まだ変だし。
どこかでゆっくりしてれば良かったかも。
でも、まー金毘羅さん観ないと。
琴平駅到着
観光マップをもらって、金毘羅さんへ、GO
金倉川に、橋がいくつも架かっていて、ちょっとお洒落なんだけど、
この河がきたねーの。
藻がいっぱい浮いてるし、ヘドロみたいなのもあって。
観光地なんだから、河キレイにしないと。
タバコ屋さんで、タバコを買って情報を仕入れる。
ウマいうどん屋を聞きたかったのだ。
参道にある「トラや」が有名らしい。
しかし、高い。
裏道に、このおばさんもたまに行くと云っていた「狸」といううどん屋があるらしい。
これだ!
芝居小屋へ向かう途中
このおねーさんと遭遇したわけです。
結構、びっくりした。
お遍路さんの写真いっぱい撮ったけど。。。
外国人以外の女性単独の写真は、ほとんどないんです。
つまり、女性との縁は、ほぼゼロ。
縁があったのは、この方だけです。
他の人は、一度は一緒に歩いたりしたらしい。うらやましぃー。
これが「金丸座」という旧金毘羅大芝居
階段を登っていくと、すぐ料金所・・・。 金払わないと、駄目だ感がまん延してるのだ。
でもって、このおじさんが慣れた口上で、
テンポよくガイドしてくれます。
こんな感じ。
花道
舞台下手より直角に客席を貫いている。
分かりづらいけど、一応だんだんになっている。
前の席から、後ろに行くにつれ、少しずつせり上がってます。
ガイドのおじさん、ほんとノリノリで、楽しかった。
空井戸
舞台と花道の付け根にあって、舞台下の奈落と通じてます。
んで、ここから出入りしたり、早替わりしたりする。
へーへーへー。
廻り舞台
舞台中央にある直径7.3mの円形。
回転します。
奈落から見た周り舞台
人力で回転。
ブドウ棚
竹を編んだ格子状の天井です。
花吹雪が客席にも散るわけです。
かけすじ
役者が宙乗りする装置
2階席から撮影
客席の値段を聞いてみると。
A席が85%
B席が15%だそうで
ここから見えるのは、2階席を含め、すべてA席
B席は、1階席と2階席の後ろだそうで。
「つんぼ桟敷(つんぼさじき)」と呼ばれる。
差別用語みたいになってますが、芝居小屋が発祥だそうです。
帰り際。このおじさんに
この間、内子座に行ったんですよねー。と云ったら。
「芝居小屋は、全国にいくつかあるが、重要文化財となっているのは、5つしかない。四国ではここだけ。」
内子のは、ウチとは格が違うと一蹴。
そんなの聞いたら、内子のあの宿の女将は、怒るだろうなー。
芝居小屋リスト
http://www003.upp.so-net.ne.jp/jyoururi/index.html
金丸座には、結局、45分も滞在してしまった。
本命の金毘羅さんへ。
それにしても、この石段の多さには、辟易。
登っても登っても、また石段。
とりあえず、大門
そして、また石が、えんえん続くのである。
旭社
歴史を感じさせる古さ。
過ぎると、また石段。
最上部へ到達するまでに、へろへろ。
お遍路で、鍛えたはずの足腰でも、金毘羅さんの石段には通じない。
目的地の御本宮にやっと到着。
賽銭は、遍路と同額の5円のつもりだったが、
あいにく持ち合わせなかったので、やむを得ず50円を奉納
れいれい
ぱんぱん
れい
「無事、結願できました、ありがとうございました。」
せっかくだから、なにか買っていこうかとおもったけど。
お守り800円。
なめんなぁー。
そんな高いお守り、買えるかぁー。
即決、却下。
幸せは、自分の手で、
いや足で、掴むもんじゃぁー・・・。
結局、うまい客引きのおばちゃんにのせられ
ランチは、とらや
しょうゆうどんを注文
タバコ屋のおばちゃんの言うとおり、
ちょっと高い。
しょうゆうどんの食べ方。
説明書きにするほどの内容ではない。
要は、しょうゆをかけて食べるのだ。
たいしたことない。
やはり、「狸」にすべきだったか。大きく後悔。
あの71番そばの「かつえ」が懐かしい。
今日中に新大阪へ向かわねばならん。
フェリーとバスのどちらか迷ってたけど、電車にした。
ちょっと値がはるけど、瀬戸大橋通るし、本数が多い。
瀬戸大橋だ。
わーい、わーい。
子供みたいに、席を移動して、右へ左に、撮影。
しかし、どうあがいても、欄干が、邪魔なのだ。
瀬戸大橋は、人間が歩けない橋
9キロなら、2時間で歩けるのに。
岡山から、新幹線で新大阪へ。
僕の席は、ドア開閉するここ
おおさかじゃー
新大阪から、御堂筋線で、心斎橋へ。
心斎橋から、道頓堀を歩いて、難波へ。
心斎橋のGAPに行った。
遍路モードのボクは、半そでTシャツしか着るものがない。
11月に、半そでTシャツで高野山に行くのは、無理がある。
今日の宿、御堂筋ホテル
温泉があるからだ。
昨日の高松のホテルも、温泉があったからセレクト。
ボクの選択は、温泉>大浴場>なんでもいい。
となる。
ホテルそばの串揚げ屋へ
ウマい。全般的にかなりウマい。
中でも、卵は、ヤバイ。
ホテルの人に聞いていった。
結構有名らしい。
店の外観撮るの忘れた。。。
ひとりで、4000円も食ってしまった。
暴食。
もう歩かないんだから、気をつけないと。
でも、ウマいからオッケー。