8日目:23番薬王寺~40km地点(民宿いくみ)

10月2日

エジプト下痢もひと段落し、お遍路リターンズ

再開に際し、特別な気持ちはない。
あえて理由を書くと、仕事もないし、暇だからだ(笑)

宿泊地をどこにするか、悩みに悩んだ。
25km地点
30km地点
35km地点
40km地点
この辺は、海水浴やサーファーがいるので、宿泊地は豊富
昼ごろまで歩いて、最長の40km地点の宿泊地に決定。
これまでのように山道は皆無だが、40kmを歩くのは初めて、それもスタートが遅い。
しかし、1ヶ月前と比べて涼しいのが大きかった。
楽勝とまでは言えないが、比較的快適

お遍路さんにもよく出会った。
さすがは秋!
でも、今日1日つまらなかったな
なんでかは、分からん。
目新しさがない、寺がない、道に飽きて、出会うお遍路さんは、みなジジババ
それとも、まだ、気持ちがついていってないからか。
なんとなくスタートしちゃった。

ただ、宿の5キロ手前で、喫茶店のおばちゃんにナンパされて、ちゃんとしたメニューのアイスコーヒーをお接待いただいたときだけ、心が晴れた。
お接待だからって訳じゃないと思うけど、こうゆうときはとても嬉しいもんだ。
とても感謝


新宿駅から、高速バスで徳島まで
今回は、焼きそば野郎はいなくてシアワセだった。

帰ってきた徳島駅

日和佐駅まで、1時間47分。

電車の中から、前回のお遍路で休憩した思い出の場所を発見。
懐かしい。

8:33
日和佐駅着

相変わらず、寂しげな駅

24番 最御崎寺がある室戸まで、81km
頭痛がする。

ほぼ、全域にこんな感じの道をただ、ひたすら歩く

少し行くと、前方にお遍路さん発見!

所沢から来たハルさん(仮名)

春と秋を利用して、少しづつ区切っているそうだ。
いきなりの幸運だが、ペースが全く違うので、会話も短い。


 

 日和佐トンネル

この国道55号は、トンネルだらけ。
歩道がないところは、ちょっとデンジャラス

あと、こういったお休みどころがとても多かった。
ちょっと歩けば、屋根つき、ベンチつきの施設がある。
たいへんありがたいです。

おっと、またもや遭遇お遍路さん

山梨県韮崎から来たにら男さん(仮名)

基本野宿らしい、今回で3回目のベテラン。
ぼく全部宿です。て言うと
いやー、野宿もいいもんですよ。星が見えるんですよ。

確かに、羨ましくもある。
しかし、それほどタフじゃない俺。

初回は、テントも装備して18キロぐらい。
今回は、テントなしで、14キロぐらい。
どっちにしても体力が必要だ。
歩きに拘っていないとも言っていたけど。
 

熟れた柿だ。

前回は、青々していたっけなあ。

栗の栗男

これも、今回はちゃんと熟して落ちてる。
旨そうで、少し拾ってみたけど、意味がないことに気が付き、リリースした。


声をかけられ、振り向くと、お遍路さん休憩所だった。
人が詰めている休憩所なんて始めてみた。

すでに二人の遍路さんがいた。

ボランティアの3名

全部で80人いて、交代で詰めているらしい。
すばらしい。

1日たった数名の遍路のために。
ホント、ご苦労様です。
ちなみに、春と秋だけで、定休日もあります。

名簿に、あほのチャーリーの名前もあった。
ちょっと嬉しかった。

海だ
てか入り江だ。

この辺は、入り江の宝庫。
それも、どこもめちゃくちゃ入り組んでいてキレイだ。

またもや。

ひとりは、さっきの休憩所で休んでた人
休憩所にいたもうひとりはすでに抜いているので
後ろのもうひとりは、ご新規さんだ。

かれこれ、5人、すごい。
でも皆、ご高齢
この方は、65歳、一緒に歩いてないけど、ほぼ同じペースだった。速い。

実はこの遍路さん、これからも長い付き合いになるのだ。


喫茶店
この55線沿いは、なんでもある。
喫茶店も多い、商売になっているかは不明

冷たいお水と、牛乳をお接待してもらっちゃった。
お水ください
って、言ったら、
牛乳もくれた。

一大アミューズメントパークを発見!

バッティングセンターがある。
こちらも、商売になっているかは不明だ。

お遍路小屋第1号とある。

最初のお遍路小屋らしい。
休憩にはまだ早いが、思わず入室

中には、クーラーボックスがあって、オロナミンCが入ってた。
ちゃんと保冷剤もある。
とても親切

オロナミンCいただきました。

その上、裏にはトイレもあって
とてもキレイだった。

前回もあわせ、宿以外で初めておしっこをした。
秋って素晴らしい。水分が全部汗にならないんだ

長い入り江があった。

 まるで、川みたいだけど入り江

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漁港

そう、入り江が多いから漁港もいっぱいある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


表紙のおばちゃんにナンパされた入店した
喫茶店 びこうせんでお接待いただいた。
アイスコーヒーと
ピーナッツバターのパン
ちゃんとお客さま用で頂いてしまった。

宿ももうすぐだし、5時過ぎてたし、最初少し迷ったけど
入ってよかった。
ありがとうおばちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外見はしょぼいけど、店内はいい雰囲気。
マスターの旦那さんに、会社辞めたんだって言ったら、本屋に勤めるよう勧められた。
本屋好きのマスター。

正解だった。
今日一日で、このお店のおかげて、気持ちが上向いた。

「そや、俺は生かされてるんやー。」
と、しみじみ思う。

ブログを聞かれたので、4トラベルの四国を見れば載ってるって教えたけど、ちゃんと見つけてくれるといいな。

 

 

 


 

 

 

 

宿まで、最後のトンネル

実はトンネルの中で、お遍路さんとすれ違った。
しかし、暗かったし、前から見ると工事現場のおじさんかと思ってしまい、且つすれ違いざまに大きな音で車が通り過ぎたので声を掛けられなかった。

少しして後ろを振り向くとザックに金剛杖がささってた。
逆打ちかぁ~?
失敗した。
とても気になる。
若い男の子だった。

実は、このコのグループのひとりと別の場所で出会ったのだ。

トンネルを抜けると、そこは高知県。

やたっ
本当に徳島が終了

気分はあいのり

高知県の観光地図があった。

な、、、ながい。
横に長い。

高知県は、静岡に似てる。
今いる場所はさしずめ東伊豆。

右隅の赤いのが現在地

 

 

 

 

 

 

 

 

先は長い。

高知県は長い・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

24番まで、38キロ
半分を超えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちがった
これが最後のトンネルだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

民宿いくみ

建物:古い
部屋:微妙
風呂:家族風呂
洗濯:洗濯機無料、乾燥機なし
食事(夕):しまあじの刺身が出たが、比較的質素
食事(朝):質素
対応:普通
料金:5,500円
安い分、内容は薄い
遍路というより、サーファーメインの宿である。

そして、部屋の網戸には、カメムシがちょうど10匹張り付いている。
なぜか、1匹進入した。
現在、進入経路を捜索中だが、不明だ。