19日目:(久百々)~38番金剛福寺(国民宿舎足摺テルメ)
足摺岬、到達の日
しかし、天候不良にて撮影はいまいち。。。
朝から雨。
一日雨。
そして、旅行記を更新している今も雨。
そういえば、お遍路のイベント地では、いつも雨だった。
焼山寺も雨だったし、室戸岬も雨だった。
昨日、悩みに悩んだ挙句、1泊してよかった。
雨だと、ウォーキングに結構支障があって、距離を稼ぐのが大変。
人と出会っても、だいたい挨拶ぐらいで終わっちゃうので、ネタも少ないし。
今日は、20キロちょっとの行程でした。らくちん。
12:30には、足摺岬に到着。
お茶して、ぶらっと周って、宿で風呂。
ちなみに、今日の宿(国民宿舎足摺テルメ)は、12,000円、今まで泊まってた民宿のほぼ倍。
遍路にて最高額。
日帰りで打ち戻れば、この12,000円がゼロ円で済むのにね。
まーでも、立派な施設、ほとんどリゾートホテル。
塩素臭いけど、温泉もあるし、ゆっくりできて大満足。
しーあーわーせー・・・。
お遍路来て、初めてリゾート気分を満喫してる。
いまも、落ち着いた気持ちで、ブログを書いてる。
だいたい、半分ぐらいまで来た。
距離やペース、歩くことにも慣れた。
足の痛みもないし、マメも収束しつつある。
ボクは、別に苦行をしに来たわけではない。
なんとなく分かってきた。
巡礼の人も居る。
でも、純粋に歩くのが好きで、歩くこと満喫してる人も居る。
贅沢に時間を使って、まるで意味のないことをする。
ボクは、意味のない、効率的でないことは嫌いだ。
だから、それを直すために来た。
人生を楽しむとは、意味のないことをすることだ。
・・・とも、まだ思えないけど。
とにかく、いまは気持ちが楽だ。
ただ、歩くことを無駄な時間を過ごすことを、
幸せだと、楽しいと、思いたい。
距離が短いのと、宿のおかげかもしれないから、
明日は、分からないけどねー。
これから、何して暮らしていこうかなー。
東京戻ったら、仕事探さないとなー。
前の前の会社を辞めたときに思ったの。
それまで、仕事をするために生活してた。
会社を辞めたら、自分に何もないことに気付いた。
毎日スロットしてた。
それは、それで楽しいんだけど。。。
60や65歳になって、定年退職してから感じることを、早く知ることができたって思っている。
仕事は大好きだし、やりがいも感じる。充実感もある。
食うためと思って働いたことは一度もない。
ただ、会社を辞めたとき、呆然としてた。
結局、自分がある組織に属していることで、何かに拠りかかっていただけなんだと思う。
自分自身なんて、どこにもないことに気付いた。
しまった、自己陶酔モードに入ってる。
多少酔っ払っているせいもある。生小だけど。
たぶん、後から見たら恥ずかしいに決まってる。
また風呂に入ろう。
高知も涼しくなってきた。露天からは、海が見える。
めちゃ、気持ちいい。
明日は、朝から一番風呂の予定だ。
晴れるといいなあ。
6時起床
宿の窓を開けて、外を見ると雨。
やっぱり。
雨の中、公道を歩くのも大変。
歩道がないと、向こうも怖いだろうけど、こっちも怖い。
それに、水溜りがあると。。。
少しいくと、大岐の浜
ここでも、サーファーが波待ち。
ほんと、高知の浜は、みなサーファーのためにある。
サーファーに雨は関係ないしね。
なんと、浜の遍路道。
浜も、遍路道みたいです。
遍路道ってか、道なんてどこにもない。
雰囲気で、その辺を歩く感じ
結構キレイな浜です。
浜にある屋根付きの休憩所で一服してると
じもぴーのサーファー君と遭遇
カメラ向けたら、嫌がってた割りに笑顔だ。
なんでも、
雨は問題ないけど、風が強いと、波が割れちゃうのだそうだ。
なので、大きい波にならない。
だから、様子を見に来て、いまいちなら、他の浜に行くつもりだといっていた。
うん、うん、と、うなずいてはみたものの。
おじさんに、サーフィンのことは、よくわからない。
足摺岬に住んでるそうだ。
へーーー。
浜歩きは、不安だったので、地図にあるよりも早めに、県道に出た。
しかし、次の遍路道を行くと、また海に出た。
なんだかなー。
普段、人も来ないような、ゴミの中をいく。
不安が増す。
ってか、道なんてないし。
途中、「つきあたりを右」の道しるべを発見。
つきあたり???
岩だ。
もしかすると「つきあたり」かもしれない。
で、右を見ると道がある・・・。
確かに、つきあたりだった。
天然つきあたり(笑)
ひとりで、くすくす笑ってしまった。
で、その道を少し行くと、これだ。
道じゃねーぞ。沢だ。
ランチ
時刻はまだ、9:41
早いが、ランチと決めたらランチだ。
民宿久百々(くもも)の女将は、とてもいいひとだった。
朝食のとき、お接待にこれらをくれたのだ。
おにぎり×2(梅干とたくあんでしょうゆ味、味付け海苔)
バナナ
ヤクルト
お菓子類もろもろ。
窪津に着く。
定置網観光ってなんだろうと気になったが
周りには、人影らしきものは皆無だ。
鯨の生け捕り
ここ窪津は、鯨捕りで有名だったらしい。
鯨に馬乗りになって、包丁で背中を刺しながら、何度も水中に入りながら、捕ったそうだ。
まるで、トリトンだね。
ちげーよ!
と、1人ボケ突っ込みで、元気を出す。
これが、窪津のまち
海沿いを歩いていたと思ったら、山間の村。
不思議だ。
でも、すぐ海が見えると安心する。
方向は、間違っていない。
このへんねー、遍路道がいっぱいあって、道に迷うんだ
見えた!
足摺岬とーちゃく。
これが、足摺岬かー。
右側の像は、ジョン万次郎だ。
それにしても、閑散としてる。
ほとんど人が居ない。
岬の展望台に行ってみる。
だれもいない・・・。
また、異次元空間にタイムスリップしてしまったんじゃないかと、
不安になる。
観光スポットって、人が多いとうんざりするけど
人が少ないと寂しいし、感動も薄い。
足摺岬です。
天候がねー。
38番 金剛福寺山門
観光を終了し、本業にもどる。
38番金剛福寺
手前が本堂、向こうが大師堂
池・・・。
ぱっと見、いい感じに見えたんだけど
よくよく見ると、とって付けたような池と、装飾物。
歴史を感じさせてくれるような物ではない。
微妙。
茶店で、お茶を飲んでると、三島のおじさんに出会う。
一緒に観光
天狗の鼻から撮影。
国民宿舎足摺テルメ
建物:新しくは無いが、お洒落
部屋:新しくは無いけど、キレイで落ち着く
風呂:温泉の大浴場(塩素くさいが)
浴衣あり、タオルあり
洗濯:なし
食事(夕):美味しい、特にご飯。
食事(朝):普通
対応:いいです。
料金:電話で予約を取ると、12,750円
楽天・じゃらんで予約すると、11,900円
歩きお遍路が泊まる宿ではない
温泉あり
露天あり
プールまである。
部屋もいい。
偶然、三島のおじさんも同宿で、食事を一緒にした。
夕食もおいしかった。
ご飯が美味しいと思った。
つまり、これまでの民宿はおかずはまずまずだったけど
ご飯が美味しくなかったんだなーと実感。
日本人は、ご飯が大事だ。