10日目:24番最御崎~26番金剛頂寺(金剛頂寺宿坊)
室戸ドルフィンセンターに行きました。
すごいです、貸切。
イルカショーじゃなくて、イルカの訓練だそうです。
昨日の宿、「うまめの木」に泊まると、見るだけなら無料の券があるそうで
※結局、宿に券がなくて旦那さんが電話で連絡してくれたんです。
いろいろ、本当にありがとございました。
日曜日だけど、雨だったせいか、客は僕ひとり。
観覧席から遠めに見るんじゃなくて、本当に目の前で堪能できます。
泣き声は、「きゅー、きゅー」と喉を鳴らしてるような「カラカラ」と2種類あって、訓練してる係りの人と、ちゃんとコミュニケーションが取れてるように見える。
てか、近いので、それがよく分かる。
犬みたいに、お腹とかこすってあげると、気持ちよさそうにしてるし。
飼いたいぐらい。
でも、体長3mが泳げる水槽と、1日に10キロのサバが必要・・・。
本日は、お遍路をはじめてから最短の10km
おととい昨日の80kmで、あんまり楽しくないことが判明したので
思いっきり、歩かないことに。
まず、昨日行けなかった室戸岬を観光して、上述のドルフィンセンター
お遍路で、観光したのははじめてだ。
今日も、1日雨。
明日は晴れてほしいけど、予報は雨。
いま、26番金剛頂寺の宿坊。
「うまめの木」の朝食
パンとご飯が選べます。
パンだとすぐお腹が空くと思ったけど、せっかくなので洋食バージョンをセレクト。
パン、うまいです。
間違いなくエジプトのよりうまい。
正式名には、「人気」とは書いてないが、宿のご主人曰く
なかなかいい宿らしい。
結果的には、あたっていた。
以降は、このリストをベースに宿を予約した。
今日も雨
冒頭のとおり、今日は休息日にして、室戸岬へ。
宿から、500mぐらいで遊歩道の入り口があって、海岸沿いに道があります。
結構土砂降りで、視界もほとんどなし。
しかし、室戸岬なんて、次にいつ来るかわからんし。
観光を継続
幕末で名を馳せた中岡慎太郎像
中岡慎太郎といえば、陸援隊ですよね。
そうです、土佐藩の高知にいるんです。
遍路してると、観光どころではない。
昨日も24番のお寺から、灯台までの400mとあって、たぶん行けば素晴らしい眺望があると思ったけど、その400mが歩けない。
岬側から見ると、
この小山の上に24番のお寺があります。
晴れてれば・・・。
宿のおばちゃんが、灯台からだと180度以上の水平線が見えるといっていた。
岬の先端だからだ。
足摺岬に期待しよう。
展望台を発見
観光案内所が隣接していて、そこを経由しないと
展望台へは上がれなくなっている。
ちょっと不思議な仕様だったが、理由が判明
観光案内所というより、お土産やさんだった。
おばちゃんに聞いてみると、その方が便利でしょ。
と
確かに、なっとく。
話好きのおばちゃんで、以前東京に住んでいたとか。
東京のひとは、歩くのが速いことを力説してくれた。
展望台からの眺めも、天気のせいでいまひとつ。
1時間ほどで、宿に戻り、隣接している喫茶店で一服
優雅な1日だ。
宿を出て、ドルフィンセンターを目指す
しばらく行くと「海の駅」の看板があり、そこに同居してるらしい。
寂しい空き地みたいな場所に、点々と建物があるが
それらしい建物は見当たらない。
不安になりながら、進むと
じゃーーーん。
確かに、室戸ドルフィンセンターと書いてある。
プレハブだった。
水族館のような建物を想像していたので、衝撃的。
宿にはパンフレットもあったし、それなりのものをイメージするよね。
プレハブの前には、
港の一部を網で仕切ったスペースがあり
そこにイルカ君2頭が在住してる
何もないときは、こうやって2頭でぼんやりしてるけど
新しい人が来ると、ざわざわし始める
ショーではなく。
訓練時間になると、案内してくれた人以外に二人の人が出てきて、総勢3人で、訓練を始める。
一人は、様子を説明
聞き手は、ボクひとり。
だいたい、よくあるイルカショーの芸を訓練してるみたい。
ショーというより、運動のためとも言ってた。
ボールを使ったキャッチボールや
背泳ぎなど。
撮れなかったけど、ジャンプも。
もちろん、お魚つき
バケツの魚がなくなると、最後に残った氷をあげてる。
聞くと、食感とかが気に入っているらしく、うれしそうに貰っている。
ひとりのおねーさんがけっこうキレイ系
途中から、興味はそっちに移っていた。
話しかけたかったけど、人間よりいるかの方が好きなタイプに見えて
ちょっと近寄りがたかったす
訓練が終わっても、次になにか始まるのかと
まだ、待っている二人。
観客がボクひとりだったので、なんとなく帰るタイミングがつかめなかったが、訓練が終わったのを機に、
「あ、んじゃーどうも。ありがとうございました。」
ただで、これだけ堪能させていただいて
ちょっと申し訳ない感じだけど
まー、ボクがいてもいなくても、やるんだろう。
そばにある海の駅のレストランで、昼食
「いろいろ丼」みたいな名称だと思って注文したら、本日のどんぶりだったようだ。
とびうお。
最初から言ってくれ。
とびうおは、淡白であまりおいしいとは思わない。
これも、にんにくとしょうがの味がメインだ。
失敗
そろそろ、本業のお遍路を再開しよう
国道でもなく、旧道でもなく、堤防を歩く
堤防の道は、延々続く
ぼくの田舎もそうだ。
25番 津照寺の階段
しまった、山門はこの前にあったみたい。
25番 津照寺本堂
不思議な本堂
納経所かと思った。
いきなり、
26番 金剛頂寺山門
りっぱなわらじである
門にわらじって多いですよねー。
なんでなんでしょう。。。
26番 金剛頂寺本堂
26番 金剛頂寺宿坊
建物:宿坊
部屋:広くてきれい
風呂:ちょっとした大浴場
浴衣なし、タオルなし
布団:普通
洗濯:洗濯100円、乾燥100円
食事(夕):おいしくない、冷たい旅館の飯
食事(朝):質素
対応:最悪
料金:5,800円
入り口に、
ご用の方は、右側ボタンを押してくださいとある。
不思議な宿だと思ったが、インターフォンを押してみる。
こちら、宿坊でしょうか?
宿:「はい、本日お泊りの方ですか?」
はい、○○です。
※ここで、少々お待ちくださいと言うと思ったら。
宿:「○○様ですね、お部屋は208になります。お風呂は、まだでして、3時半ごろからなら。あと夕食は、5時半から6時ごろになりいます。」
唖然。
なんとインターフォンで、宿の説明終了。
「宿坊とはいえ、商売してる訳だろ。こら。」
と、頭にくることもなく。通り越して笑い。
人生初の貴重な経験。
宿泊客が少ないので、広い部屋
久しぶりの大きい風呂
一番風呂を満喫。
夕食
想像通り、冷たいおかずだ。
おいしかったのは、茶碗蒸しとお茶
品数もあるし、炙りかつおのたたきもあったが、
昨日の「うまめの木」に比べたら、まるで違う食べ物。
失敗の宿。
ただ、お遍路さんが他にもいて、久しぶりに会話しながらの食事ができた。
まー、みな軽く60オーバーだが。
そのお歴々
一番手前の背中は、宿のおばちゃんだが
一緒のテーブルに座った8名は、
日本人(男)5名
アメリカ人(男、女1名づつ)2名
カナダ人(女)1名
このうち、アメリカ人とカナダ人の女性がセット
英語が飛び交う、国際色豊かなディナーとなった。
後ろ側に見えるハゲのアメリカ人男性は、遍路3回目で京都在住、龍谷大だと言っていたので、早速検索。
たぶん、
http://www.ryukoku.ac.jp/who/detail/008482/
このおっさんだ。
しかし、今思えば、この宿坊に泊まったおかげで、一時的だけど旅仲間ができたのだ。
ここに集った人の何人かは、足摺まで一緒だった。
やっぱ、内容がいくら悪くても、宿坊は貴重