9日目:24番最御崎へ(うまめの木)

歩き始めて、5kmで足が辛くなって、いきなり休憩したら
4名の捨て子の猫に出会ってしまった。
生まれて間もない子猫たちだ。
たぶん、昨日捨てたばっかって感じ
寒いのか、みんなで寄り添うっていうか、重なり合っていた。
めちゃくちゃ可愛い、しかし、僕にはどうすることもできないです。
こんなとこに放置されたら、死んじゃう。

だれか、助けてくれるといいんだけど
歩きのお遍路さんしか気が付かないような場所です。
高知県東洋町、国道55号の野根川から、2,3km室戸より。
周辺住民のかた。助けてください。

いま、室戸岬にある「うまめの木」という宿屋さんにいます。
飯は、最高旨かった。
超おすすめ
ホントは、24番にあるお遍路センターにしようと思ったんだけど
土曜日だから満室で、この宿になったのさ
正解。

今日も、40km弱歩き、都合2日間で80km
室戸岬の24番最御崎寺に到達

再開2日目の柔な僕にしては、頑張り過ぎたと、後悔中。
足裏に、でっかいマメができてしまった。
すぐ、潰したんだけど、黒ずんでるので、めちゃ痛い。
明日以降に響くこと間違いなし。

一日、微妙な天気で、雨が降ったりやんだり
高知は、明日も、明後日も雨だ。

初めて逆打ち遍路さんにも出会った。
なぜか、ギターらしきものを背負っているので、聞いてみたら
nanokidっていう大阪のバンドだそうだ。
早速検索してみたら、サイトを発見!
http://frach.jp/nanokid/

メンバー4人で、2人が順打ち、2人が逆打ちしてると。
一緒に歩かないよう、同じ逆打ちでも一人は1日遅れにしてると。
昨日県境付近のトンネルで、もしかしたら逆打ちかと思った人が
このメンバーの一人だった。

そんで、足摺岬と高松で出会ったら、演奏をする。
足摺岬では、うまく出会ったみたい。
その上、みなそれぞれのパートの楽器を背負っている。
アホだ。
チャーリー以上だ。
しかし、感動した。
最近の若者も捨てたものではない。


7時前に宿を出発。
朝から元気サーファー諸君

宿を出たら、雨に気が付いて、ザックカバーを出すためにザックの再調整を余儀なくされる。

ついてない朝

こちらのビーチでは、釣り人

だいたい、ここからは、こんな風景の繰り返し

これが、その55号線沿いの休憩所です。

ひとり、白っぽいやつが起きだして
みゃーみゃー言う。

すまん。
俺には何もできん。

誰かいい人を見つけてくれ

この道が延々35km続くわけだ。

カーブを越えても越えても
またこの映像

いやになる

総出で、網チェックする漁師さん
僕には、ちょっと懐かしい光景

なにか、食べようかと思っていた頃
スーパーの軒先にお遍路さん発見!

このかたは、昨日の宿が同じだった人だった。
北海道から来た、北海道の・・・忘れた。
飲食店を自営されているそうで、店を休業してきたそうだ。通し打ちの予定。

ちなみに、この顔で、59歳。
何度も、聞き返してしまった。

そんで、これがボクの昼飯

こしあんパン薄皮好物
左のコーヒー
ジョージアエメラルドマウンテンは、なんと30%増量
始めて見た。ちょっと感激

わかりづらいけど、お接待してくれたおばちゃんの後姿。

わざわざ後ろから走って追いかけてきてくれて
おへんろさーーん」って。
そしたら、

 おにぎりせんべい貰っちゃった。

な、懐かしい。

嬉しかった。

やっぱ、お接待って気持ちが嬉しい。

 

これも、分かりづらいけど
海の黒い点みたいなのは、オットセイじゃなくて
サーファーたち。

この辺て、結構スポットなんだね

夫婦岩って書いてあった。

どれが夫で、どれが奥さんか不明。
逆側からが、見るべきものらしいけど
逆からは撮らなかった。

 

休憩にちょうどいいタイミングで
少し下に、ベンチのある小屋が見えたんだけど
このほんの少しが歩けない。

道路沿いの地べたで休憩

 

 たまにこうゆう集落があるんだけど

ほとんと人に出会わない。
まるで、ゴーストタウン

漫画みたいに、自分だけ異次元空間に飛ばされちゃったんじゃないかと、思ったりする。
俺は、疲れてる。

 

 とんびを激写
構えて構えてショット。

とんびの「ぴーひゃらひゃら」っていい。
ゆったりとぐるぐる飛んで
結構好き。

生まれ変わったらとんびになりたい。
俺は、かなり疲れてる

これが逆打ちnanokidのひと。
ぼく、肖像権の侵害。
許してください。

売れてるバンドなら、将来性をかって、サイン貰っとくんだったかな。

ぱっと見、30前にも見えるけど
20歳だと。
俺の半分だ。

若いって良いけど
40歳の素敵な俺も大好きだ。

コレを見た瞬間

オリベイラ
オリベイラ
オリベイラ
・・・

思い出したオベリスクだ

オリベイラってダレだ。

あの先が、室戸岬か?

なにやら、白い物体が見える

弘法大師さま、青年像だそうだ。

とってつけたような像。

御蔵洞って書いてあった。

いまだになんだか分からないけど。

あと登山道700mです。

もう着いたも同然。

う、れしい。

80キロのゴールまで

もう少しだ。

 

 やりました。

とうちゃくです。

24番 最御崎寺
「ほつみさきじ」と読みます。

 

 正面が本堂

とてもりっぱなお寺です。

 あとは、もう宿に向けて下るだけ

でも、アスファルトの下りが最悪
一番嫌い。

ながい、1.4kmもある

眼下に室戸の町がみえる

もうへろへろ

宿はまだか・・・

これが、室戸岬のほうなんだけど
見えない。
 

そういえば
まだ、室戸岬見てない。
室戸岬ってなんだ?

なんとか、宿とうちゃく。

途中、分からなくなって電話した。

室戸岬 うまめの木

建物:新しい
部屋:キレイ
風呂:家族風呂
浴衣あり、タオルあり
洗濯:宿の人が洗濯してくれる。自分で干す
食事(夕):
飯がめちゃくちゃ旨い。食事の写真を忘れた。
・かつお炙りのたたき
・そのほか4種の刺身
・たまねぎとにんにくダレに漬けたかつおたたき
・魚蒲鉾と山菜のてんぷら
・まんぼう
・貝
・酢の物
・お吸い物
かつおメインの刺身は、感動的

食事(朝):洋食にしてもらった。お洒落
対応:ばっちり
料金:6,800円

民宿だけど、設備も万全
ポスピタリティも、抜群

超おすすめ