21日目:(久百々)~39番延光寺(鶴の家旅館)

は、必ず太陽をむいてるんですよね。
高知の足摺周辺は、コスモスが多くて印象に残ったなー。

海沿いを歩いてたけど、今日は途中からずっと山の中。
ほとんど木陰の道と、太陽の照りつける道と極端だった。

いま、高知県宿毛市の39番延光寺そばの鶴の屋旅館
今日は、行程は32キロぐらい。
昨日は、足摺岬の打戻りがあるせいで、いろんな人に再会したけど、今日はあんまり。
でも、たまたま同じ宿になった人が、同い年ぐらいに見える59歳北海道のひとでびっくり。
寺からも戻って、宿に帰る途中でばったり。

あと、三島のおじさんには、1日1回必ず会う傾向にある。

明日は、愛媛県突入です。


久百々を出発、今日も快晴

まぶしい。
今日は暑くなりそうだ。

高知では、こうゆう家の前の道沿いに、コスモスを植えてるお宅が多かった。

21号線を行く途中、ちょっとした遍路道に入る。
気持ちのいい道

 

 大坂から区切りで来たというお遍路さん
40キロや45キロを平気で歩く57歳。
見習わねば。

区切りのお遍路さんは、一気に長距離を歩かれる方が多い。
普通に働いている方は、休みの期間が決まっており、先を急いでしまうのはやむを得ない。
なんの予定もないボクは、とても幸せなんだと思う。
この方は、ほとんど休憩を取らない。
最近ボクも、あまり休憩の必要がなくなってきた。10キロや2時間ぐらいは歩き続ける。
結局、10キロぐらいを一緒に歩いた。

 

鮮明な緑だ。
山の中は、素晴らしい。

 

 ときどき、広がる田園風景。
といっても、刈り取り後

 

川も多い、四万十に流れ込んでるのだろうか。

 

日差しがまぶしい。
あつい。

 

 三原村に入る。
土佐清水と宿毛に挟まれる村だ。
市町村合併で、真っ先に併合されそうな村なのに。

 

 この看板を発見して思わず撮った。

この村で、5人に挨拶したが、3人に無視された・・・。
気が付かなかったのかもしれないけど、見てみぬふりなんだよね。
ボクの場合、お遍路姿ではないので、常に挨拶は自分からする

てか、向こうから挨拶してくれるのは20人に1人ぐらいだ。

高知や徳島の市街ならまだしも、こんな山間の村で、シカトされるのは珍しい。
と思っていたら、この看板を発見。

築けてねーよ。三原村!

ダムによる人口湖
中筋川ダムの蛍湖らしい。

途中、左側に道がある場所で、この道しるべがあった。
色といい、マークといい、お遍路の道しるべだ。

展望台とは書いてあるが、遍路道があるのか。
地図には載ってないし、悩んだ。

しかし、よく見ると国交省とある。

ざけんな。
遍路マークは商標登録されてないのか。

間違えて進んだら、どうすんだ!

 

高知県宿毛市 鶴の家旅館

建物:古い
部屋:3階の部屋だった。下の階の人たちがうるさかった。
それ以外は、普通。網戸が無いのが気になった。
風呂:普通の家族風呂
浴衣あり、タオルあり
布団:旅館だから敷いてくれる
洗濯:洗濯無料、乾燥機なし
食事(夕):普通
食事(朝):普通
対応:普通
料金:6,500円

2時過ぎに宿に到着
いったん荷物を預け、39番へ行く

 

39番 延光寺山門

 

 本堂では、ツアーバスの遍路さんがお経を合唱中

いやなタイミングで来てしまった。

バーゲンセールのおばちゃんたちみたいに、

ざわざわやってきて、我先にと、ろうそくを立て、線香を立て、納め札を入れ、さい銭を入れ、ガチャガチャ鳴らす。
ガイドが先行して、大声でお経を詠み、その後に続けて大合唱。

服装や格好だけは、りっぱだ。
バスで来んなら、菅笠も金剛杖もいらんやろ。


 

納経所では、みながお参りの最中、ガイドが全員分の納経書を何十冊も重ね。

いつまでたっても自分の番が周ってこない
お経が終わると、今度は白衣への朱印を貰いに来る。

ちなみに200円。

ボクがまだ納経書をしまっている最中なのに割り込んで来る。

嵐の後。

納経所や宿坊も、団体さんの方が扱いが良かったりする。
確かに、個人であるわれらが落とすお金は少ない。

観光なんだから、しょうがない。