32日目:65番三角寺~68番観音寺(観音寺サニーイン)

朝、三角寺へ向かう峠道で、前方から4匹の柴と遭遇。
もちろん、おじさんと散歩中なのだが、首輪なし。
ボクを見つけた瞬間、3匹が、いっせいに飛びかかる。
おかげでパンツは泥だらけ・・・。
まー皆、じゃれて欲しいのだからしょうがない。

んで、すれ違ってから、5分ぐらい歩いたとき、そのうちの1匹が、

後ろから追いかけてきて、なぜか先導を始めた。
常に、10m~30mぐらい前を歩き、少し離れるとボクが追いつくまで待ってる。
結局、三角寺までの峠道は、その柴と同行。
たぶん、いつもの散歩道なのかもしれないけど。あいつ、ちゃんと帰れたのかなあ。

いま、香川県観音寺駅前のサニーインっていうビジネス。
またビジネスなのは、予約したのが5時ごろだったからで、宿に到着したのが夜8時だったから。
宇和島のときは、2度と夜は歩かないって思ってたのに、夜まで歩くのが習慣となってしまった。

今日も40キロ超の6万歩。
三角寺雲辺寺という山寺を打ち、結局、観音寺市まで来てしまった。雲辺寺は、焼山寺より高い標高880mという遍路最高地にある寺。
ここまで来る気はなかったのに、また歩いちゃった。
もう、4時や5時で歩くのを止めることができない。
65番の三角寺で、現在唯一の仲間、190センチ君と再会。
190センチ君は、寺のそばの公園で野宿してたみたい。
その後、ずっと一緒に歩いて、さっき一緒にラーメン食って別れた。

今日は、観音寺内のどこかで寝るものと思われる。

ここ数日、一番痛いのは足裏とかかと。
もう何日も酷使してるからか、リフレッシュされないまま、ジンジンして、はれぼったい状態が続いている。
ついに、靴下のかかとが完全に破れた
2枚履きしてる両方の靴下が、仲良くいっぺんにでっかい穴が開いた。おかげで、かかと丸出し。

そういえば、香川県に突入。
愛媛は、9日間で終わっちゃった。寺が一番多くて、距離が高知より少し短いぐらいの愛媛県。
高知に2週間かかったことを考えると、歩き方が大きく違うことが分かる。

ブログ書く時間も短いし、なんだか、あっという間。
前は、4,5時ぐらいから書き始めて、7,8時には終わってたのに、いまじゃあ、書き始めるのが9時だもん。
歩きはじめみたいに、睡眠時間が減ってきた。

でもいまは、まだまだ歩けるぞ、って感覚が楽しいから次へ、次へ、そのまた次へ歩いていく。

あと、4日か5日で、88番に到着する。


朝6時

三島第一ホテルから見える伊予三島の町。


雲が厚いけど、青空が見えている。

朝の散歩中の近所のおじさんが話しかけてくれて、

三角寺へと向かう道順について、いろいろ相談に乗ってくれた。


三島の町は、結構都会で大きい。
煙突は、パルプ工場のものらしい。朝の散歩おじさんが云っていた。
町の向こうは、海だ。


こいつらだ。

まるで、野犬に襲われるような勢いだった。
犬を連れていたおじさんも、びっくりしてバツが悪そうだった。
でも、遊んで欲しい年頃なのだ。


そんでもって、突然追いかけてきたのが
こいつだ。


すぐ、こうやって、がっついてくる。
ブレまくっているが、さっきの3匹も一斉にこの状態だったんだ。


んで、近くでカメラを向けると、食おうとするので、ちゃんと写せない。


なぜか、先導する柴お。

途中、分かれ道がって、
コイツは、左へ行ったので、寺の犬で、道を知っていたのかと思い

ついていこうとしたが、正解は右の道だった。

あぶないあぶない。

でも、ボクが右へ行くと、後からちゃんと追いかけてきた。


常に、前にいて、ボクが追いつくまで、こうやって待ってる。

そのうち、2回は、うんこしてた。


65番 三角寺山門

結局コイツは、次の寺へ向かう途中の道まで、追いかけてきた。
そんで、たぶん自分の行動範囲を越えたのだろう。
どこかへ行ってしまった。

たぶん、名前はタロ。


やっぱりいた190センチ君

今日は、ここを8時から歩き出してから、ついさっきまでずっと一緒だった。

いまの仲間は、こいつだけだ。
ペースが速すぎて、ほかに出会う人は、いつも始めての人。
2回とか3回とか会うと、だんだん親近感がわくんだが。


65番 三角寺本堂

かなり早く来たつもりだったけど、既に多くの遍路さんが居て、びっくり。


もっと高いところから見た三島の町。

遍路道は、ビューポイントがめちゃくちゃ少ないのだ。


美しい段々畑


番外霊場 椿堂

トイレと、早めの昼食をとる。
昼食は、昨日買ったおにぎり2個


境目トンネル

ホントは、別ルートを歩こうとしたんだけど、ぼやぼやしてたら、67番(雲辺寺の次)に17時に着けなさそうだったので、最短コースを選択

たまたま、トンネルの補修工事中で、1車線規制だったので、楽に歩けた。
そのうえ、工事のおじさんがマスクをくれた♪


徳島県に入る?

ここは、愛媛、徳島、香川3件の県境らしい。

なので、愛媛→徳島→愛媛→香川の順に移動することになるのだ。


かかし

・・・だと思われるのだが。
とても、かわいらしい。
手を振ってるし。


自分で云うのもなんだが、
とても、遍路っぽくていい写真が撮れてた。


雲辺寺への峠道に入る。

高速道をまたぐのだ。
ほとんど車なんて走ってないのに。


お遍路さん向けの注意かな。
大便は駄目だけど
小便はOKらしい。


雲辺寺への峠道は、急勾配が続く。
2.2キロで、標高400mを上がるのだ。

190センチ君は、おかしな奴で
平地は、時速4キロのおじいさん並で、且つすぐ休憩を欲しがる。

しかし、峠道の
上りは、ボクの1.2倍
下りは、ボクの1.5倍
の速度で歩き、1時間でも2時間でも休憩を取らない。
不思議な歩行をする男だ。


あっという間に離される。

ボクだって、決して遅くは無いのに。


66番 雲辺寺山門


66番 雲辺寺でっかい木


66番 雲辺寺本堂

改修工事中だった。

金があるのだ。
遍路のおかげか。
全国の寺は、お四国がうらやましいことだろう。
新しい本堂、新しい宿坊、山門。
霊場の大きな寺は、みな軒並みそんな感じだ。

それから、雲辺寺は、標高900mだけのことはある。
とにかく寒い。
最近、寒くなってきたが、ここはもっと寒い。
いまだに夏モードのオレは、7分丈パンツにTシャツ。
凍える。


下りは、もっときつかった。

急だし、長い。

その上、190センチ君に、あっという間においてかれるのだ。


太陽は、たまにしか出なかった。
今日は、寒い場所なので、ずっと出ていてくれてよかったのに。


舗装道路に下りると、190センチ君がみかん農家の方から、

みかんをお接待してもらってた。

ボクももらった。

香川みかんだ。
結構味があって美味しいのだ。


おじさんたちのお子さんたちは、農家を継がないらしい。
このままだと、おじさんたちの代で、終わりだ。

昔は、この辺一帯も、みな農家だったのに、いまではほとんど居ないと。
手入れをしないで、畑が駄目になることを考えると、辛いようだ。

みかんを食べる人たちも減った。

みかんを食べると手が汚れるかららしい。

それに、いまは他の果物もいっぱいある。


みかんを自動的に収穫してくれる機械や、

みかんの皮がキレイに剥ける品種を作ればいいとか、

勝手なことを云って、みかん農家のゆく末と

みかんの品種改良について、ひとしきり話す。


67番へ向け、ペースを上げる。


67番 大興寺山門


67番 大興寺本堂

納経所のおばちゃんに、歩きかと聞かれ、
みかんとお菓子をお接待いただく。

あの農家のおじさんたちにもらったみかんのほうが、青かったけど、味が濃かった。


ほんとは、もう終わりにしたかったけど。

また、歩き出す。

夕暮れは一瞬


まだ、17:45なのに
あっという間に、夜モード突入。

今日は、ここからが結構辛かった。
二人で歩いてたから、甘えもあったかもしれない。

もう歩きたくない。
でも、歩かずにもいられない自分がいる。


19:00 観音寺駅到着

途中のスーパーの駐車場に居た

ヤンキーとヤクザの中間ぐらいのおにーちゃんに

ラーメン屋の場所を聞いたが、来てみたらない。
しょうがないので、今度はタクシーの運ちゃんに聞く。
1件あるらしい。


駅から歩いて15分ぐらいのとこにある観音寺駅唯一のラーメン屋?

悪くなかった。

ラーメン屋のおじさんが、おなかが減っている僕たちに気を使って、

麺を少し大めにしてくれた。
お遍路効果だ。
しかし、ボクではなく、190センチ君の傘や杖のおかげだ。

一応、握手をして190センチ君と別れる。
明日も、どこかで会うだろう。


観音寺サニーイン

今日も、ユニットバスに浸かる。
足が他人みたいだ
でも、この寒空の中、190センチ君は野宿してるのだろうと思うと、贅沢だ。

建物:普通
部屋:古い
風呂:古い
浴衣あり、タオルあり
洗濯:コインランドリーあり
食事(夕):なし
食事(朝):なし
対応:よい
料金:5800円