38番 足摺岬の歩き方
遍路中、一番難しいのが足摺の周り方だった。2,3日前から悩みに悩んだ。
出会ったお遍路さんに聞いてみたりもした。
当初、足摺をぐるっとまわって、そのまま三崎のほうへ歩いていくものだとばかり思っていた。
遍路地図にも、そうゆうコースは載ってるし・・・。
しかし、それはとてつもない時間ロスとなる。かつ、そのコースは宿も少なく、遍路では、かなり特殊らしい。
問題は、2つ。コース取りと宿泊地である。
コース取り
前提として、27号線の内側(窪津側)から、38番を打つ。
そのあと。
a)元の道をそのまま打ち戻る。
→これが一番、距離が短くて楽
b)足摺岬をぐるっと周って、そのまま27号線を歩き、岬の付け根で、内側の27号線に戻る
→距離は長いが、景色がいい。(遍路道じゃないです、公道のほう)
c)348号線という山中の道を戻る。
→距離は短そうに見えるが、アップダウンが激しく、且つ景色が皆無らしい。
d)これらを逆にまわる
→つまり、西側から周って、内側から帰る。
久百々の女将に相談したところ、彼女は、「絶対にb)」だと言い張るので、b)を選択した。
なぜ、b)かというと、足摺岬の西側は、景色が綺麗だからだ。
西側ルートとは言っても、遍路道は景色がないので、アスファルトの公道を歩く。
宿泊地
「民宿いさりび」や、「 久百々」に泊まれば、38番まで往復しても、40キロちょっと。
もちろん、最短の内側を打ち戻るコースをとった場合だ。
岬を打ち戻って日帰りするのと、足摺岬で1泊するのでは、1日分違ってくるわけだ。
その上、39番までは、結構な距離があって、この三原村周辺には、宿がないため、その手前の海沿いで宿泊せねばならない。
ちなみに僕は、
久百々(くもも) 泊
~20キロ~
~20キロ~
久百々(くもも) 泊
このころは、気楽に歩くことを主眼においてたせいもある、さすがに1日20キロは怠けすぎかも。
お昼頃には到着しちゃったし。
今なら、日帰りするだろうと思われる。
道に迷いそう
このコースでは、浜を歩いたり、天然の行き止まりがあったり、「この道は、~の遍路道」等の立て札があって
よくわからない道が多くあります。
ショートカットするはずの遍路地図どおりに歩いても、不安になってくる道が多かった。
海沿いの道なので、道に迷うことはないと思いますけど、結構なロスになる場合もあるので、気をつけたほうがいいです。
7:15 久百々を出発。この日は、1日雨だった。
8:00 少し行くと「大岐の浜 」があって、遍路初、浜を歩く。
普段、人も来ないような、ゴミの中を歩いて行く。ってか、道なんてないし。
途中、「つきあたりを右」の道しるべを発見。
つきあたり???ってなんだと、不思議に思っていると、前方を岩が覆っていた。
つまり「天然つきあたり」である。
で、右を見ると道がある・・・。
これが、天然つきあたりである ↓↓↓
10:30 窪津のまち
11:30 途中、道に迷う・・・。
なんとなく、見つけた道しるべを頼りに、道に入っていくが、1周して元の場所に戻る・・・。
12:10 こういった道に入ると、意外と失敗だったりする。おへんらーとしては好みの道なのに。
12:20 足摺岬到着。
12:30 チラッと足摺観光、人はいない。誰もいない。
12:40 38番 金剛福寺山門
翌日の足摺半島西側の景色
黒潮接岸地にある竜宮神社
ここには、上に展望台
下に神社がある。
この海の青さに感動しました。なんというか、青が濃い
これが、その竜宮神社
西側ルートでは、途中、中浜を通る。
中浜といえば、有名なジョン万次郎の出生地である。
最後に、また「大岐の浜」を歩いて、宿に帰還
38番への1日目は雨で、2日が晴れたので、ある意味、このルートで正解だった。
天候によって、ルートを変えるのはありです。
地図 [KML] [地図表示] | |
この記事の評価 | 7.00 (投票数 1) | 投票する |