2日目:7番十楽寺~11番藤井寺(旅館吉野)

いま、藤井寺のそばの旅館吉野

本日の行程も無事終了。
結局、今日はじめて出会った歩きお遍路さんはゼロ。

この旅館吉野の泊り客も僕ひとり。
昨日は、7人いたらしい。

明日は、難所の「へんろころがし
憂鬱。

それに、外は雷がバリバリだ。
明日は、ぐじょぐじょだよなぁ。
 


※画像は、10番切幡寺で出会った外人遍路三つ編みそばかすギャルのキャシーさん(仮名) 笑顔が素敵


 

元気に出発
しかし、少し歩いたとこで、足が痛いことに気づく
昨日、豆を潰した左足薬指。
早速、絆創膏&テーピングの処置
情けない。。。

そういえば、まきおに足の指に毛が生えてるって、さんざん驚かれた。
すごいすごいって、
あんまり言われるから、ちょっと気持ちよかった。

でも、どっちかってーとキモイってことか・・・。

刈り入れ前の田んぼ、トンボがうじゃうじゃ飛んでいる。
さぞ、うまい虫がいるんだろう。

そういや昨日、あぜ道を歩いてるときも。

一歩あるくと、踏み込んだ草むらから
ジャカジャカ虫が逃げ出していた。

主にバッタ、あとカエルやらトンボやら、うぞうむぞうがびっくりして飛び出していった、一歩一歩のたびに。
 

   

ざくろ

そばにいたおばちゃんに聞いてみた。
ざくろだ。



これも、念のため聞いてみた。
青すぎて、違うものにも見える。
そういえば、この2日間で気づいたが、

挨拶をしてくれるのは、小学生だけだ。

大人は比較的見て見ぬふりをする。
なので、こちらから挨拶したり、質問したりするしかない。もちろん、そうすれば丁寧に答えてくれる。
やはり、この辺の地域では、まだ慣れてないひよっこ遍路ばかりなので、距離感が難しいんだろうか
と勝手な解釈をしながら歩く。
 


若い遍路さんが歩いてくるのでゲット

26歳、神田在住、電車とかフェリーで来たらしい。
レンタカーで車遍路
会社を辞めて、次の会社の入社まで1ヶ月あるんで、遍路をしようと思ったそうだ。
1ヶ月なので、歩いては周れないのでやむを得ず車に。

えらい!
次の会社を決めてる。僕とは大違いだ。

尋問終了

話し込んでると、前から見た顔が歩いてくる。
昨日の宿で一緒だった人だ。

46歳、埼玉に住んでて東京で働く。
でも、今日帰るって行ってた。

40歳って言ったら、そんな風に見えないって言われた。
またもや、嬉しかった(^^)v

いいのかなあ、勝手に載せて。
問題が生じたらどうしよう。
実は、離婚調停中で、仕事が忙しいって嘘をついて遍路してたのに、奥さんが発見して、慰謝料が増額されるとか。。。
考えすぎかー。




 

8番 熊谷寺

 この寺、とってもいい感じなんです、

  

左にかねつき見たいのがあって、正面が本堂、左の階段を登ったとこに大師堂がある。

唯一、駄目だったのが納経所
つめたーい感じ。
建物は、どこよりも立派なのに
ホスピタリティがない。

ここ駐車場も大きいし、有名な寺なのかなー。


見飽きた風景をずんずん進むと、今度は畑のど真ん中に

あの先に見える建物が9番法輪寺

さっきのとはギャップが激しい。


 

 9番 法輪寺

正面から本堂の写真を撮ると、休憩所にいたお爺さんが
「駄目だよ、それじゃー」
「全部写らないでしょ、あっちから撮らないと」

と、いうことで、ポイント変えショット


 

9番 法輪寺お爺さん

いかにも寺の人っぽい格好
でも、住職があんなとこにいる訳もなく、納経所の人に聞いてみると、いつもいるお爺さんらしい。

近所に住んでいると言っていた。
「いくつに見える?」って聞くから、80歳って言ったら黙ってしまった。
少し後悔して、75歳って言ってあげたら、
残念そうに「その間だよー」って。

たぶん、えー見えない、お若いですねー、なんて展開を狙っていたんだろう。

あまい!

途中参加したおねーさん。
近所に住んでいて、お爺さんの知り合い。一応遍路してるらしい。

カメラを向けたら、「きゃー!」って。
おいおい、そんな歳じゃねーだろ。
この写真だけ見たら、10代の処女、間違えた少女にも見えそうだが、
あ、あまい!
推定45歳。
見つけられたら怒られるだろうな。

それにしても、このお爺さん物知りで通っているらしく、いろいろ教えてくれるんだが、内容は微妙。
その上、出発しようとすると、引き止められる。
まだ早い、まだ早いよーって。

結局30分ぐらいいた。
 


 

 

見事なコントラスト

手前は、収穫を待っているのに、向こうはまだ青々としている。
不思議

 

 雑草生えまくりの田んぼもあった。
いいのかなーコレで。

写真で撮れなかったけど、交尾中のトンボがいた。
小学校のとき、先生は説明しづらかったのかなーとか、よく分からない妄想にふけるほど、孤独だった。

畑に、白い鳥がいっぱいいて、なんだろーなーと思っていたら、白鳥だった。
しまった、撮影しとくんだった。

寝てしまった稲穂。

結構いっぱい見た、雨とか風とかで寝ちゃうみたいです。
でも、さっきのお爺さんとかおばちゃんは、全然問題ないって言ってたけど、

それを見て話し込んでいる農家のおじさん二人組みにインタビューしてみたら。
ちょっと困りもんみたい。
これだと、機械でやるにしても稲刈りも難しいと。
やっぱ、現場で聞かないと本当のことはわからないもんね。


  10番 切幡寺山門

  

山門を超えたとはいえ、ここから結構長い。

是より333段

是より234段
はいはい、まだ100段しか登ってないってことね。
さーつぎぃー。

是より100段ぐらいかと思いきや、

「女やくよけ坂」ってなに?
意味わかんねー
てか、一貫性持とうよ、一貫性 

 

切幡寺本堂

 

 切幡寺納経所

ここのばばぁ、すげぇー最悪。
お願いしまーす。
って言ったら、テレビ見ながら、受け答え
てか、ほとんど無反応
目線はテレビ釘付け、
「歩きですか?」ぐらい聞けっての。
(ええ。)
(ここの坂とか階段とか、結構大変でしょ)
というやり取りで、どれほど疲れが取れることか。

その上、ゲップしながら納経

出際も、「ども!」って言ったら。
「げっぷ!」って
ゲップで返しやがった。

ホントなんです。

んでもって、いらいらしながらこの文章をメモ帳に書いてたら、
 


がいじん発見!!!!


三つ編みで、そばかす顔。
いかにもガイジン

嬉しくなって、いろいろ話しかけたいが、言葉が出てこない。

8割がた日本語で話すが、通じない。。。
ガイジンに尋問は難しい。
分かったことだけでも報告しておくと
イングランド、ニューカッスルから来た。
シアラーね、って言うと嬉しそうだった。
名古屋で英会話の講師を1年やっている。

遍路について
すたーと24ばーん。
じぃーてんしゃあ。
87ばーんまでいってぇー。
いまは、あるくぅー。

さっぱり、分からなかった。

するとそこに、昨日の男性26歳、女性年齢不詳年上カップルが登場!
で、このツーショットを撮ってもらった。

 

昨日の男性26歳、女性年齢不詳年上カップルの女の子が、とても可愛かったので
ひとりショットを撮らせてもらった。

ね、ね、
いい感じでしょ。
でも、改めてこの写真を見ると、顔がまるい。
いや、でも可愛いいからオッケー!

ブログに書くからって、彼氏に了解もらった。

アドレスぐらい交換すればよかったなーと後から思ったけど、

まだ初心者の僕には遍路もの同士の距離感が掴めない。

彼らも、今日帰っちゃうんだよねー。
藤井寺までたどり着いたのかなー。

あの46歳の人も帰っちゃったし。一人だ。


徳島県道しるべ

お遍路って、地図と道しるべだよりなんだけど、やっぱ道しるべがあると安心するんです。すごく。
だから、いつも道しるべを探しながら歩くんです。

でっかい道しるべだなーと思ってよく見たら
「徳島県」
知ってるよぉー。そんなの。
てか、どっちだよー。
この辺全部徳島県だろ。

一人でくすくす笑ってしまった。
さ、寂しい。
けど、楽しいかも。

腹減ったなーと思いながら歩いてるけど
見渡す限りの田園風景

看板を発見!

うどん亭八幡

やたっ!
でも、「次の信号を右折」としか書いてない。
ここから見える範囲に信号はない・・・。

距離書けよ、距離。 

 うどん亭八幡 到着

でかい。
ファミレスみたいだ。

 天ざるうどんを注文

3分で出てきた。
昨日とは大違いのスピードだ。
しかし、早すぎるだろ。

まずい

やはり、昨日の35分待ったうどんのほうが100倍うまい。

この店で一番うまかったのがコレだ。

嫌味ではなく。
すげぇーうまい。

そこから、てくてく歩いてくと、変な匂いに遭遇。

牛舎を発見。
まきおの好きな、うし丸だ。

しかし、民家のど真ん中だ。
苦情が出ないのが不思議。

 手に持っている「空海の道」(8番~12番)の地図の

制作に参加した役場の地籍調査課に依然勤めていた大塚さん

後ろから呼び止められて、この地図を持っていますか?

あいにく、持っていた。
若作りの推定45歳おねーさんに貰ったのだ。

あの地図は分かりづらいから。って、へんろみち保存協会の本に文句言っていた。
確かにそうだ。
北が上にないので、現在地がつかみづらいのは事実。

素人が作りやがってあんなもの
てな感じだった。
妻が亡くなってから、もう6回周っているらしい。

ちなみに、僕からは、一切質問していない。

大塚さんの独壇場だった。

また雨だ。

今日はなんとかなるかと思っていたのに・・・。
少し憂鬱になる。


  

吉野川本流手前の橋

自分がどこを歩いているのか分からなくなる。
 

 後から見ると吉野川のだだっ広い河川敷の中なのだが。

このへんずっと道しるべがなくて、目標物もなくて
四方八方どこを見ても、
畑と道と電柱しかない
距離感もまったく掴めないし、道しるべがないんだ。
ひとっこひとりいない。

その上、雨が降ってる。
とても不安だった。

ひさしぶりに道しるべ発見。

嬉しい。
久しぶりに嬉しかった。

出た、吉野川だ。
広い、思いのほかしっかりとした河だ。

んで、この橋

車1台しか通れない。てか、車+人も微妙
なので、車が来ると、端の段に登って過ぎるのを待ったりするんだ。
ふべん。

まー歩く人なんていないんだろーな。お遍路以外。  

吉野川を越えると、無料休憩所がある。
ちゃんとしたのははじめてみた。

 ふとんと水道まで付いてる。

 吉野川

白鳥だ。
田んぼの真ん中。

藤井寺
は、吉野川を越えてからも長い。


藤井寺到着!

しかし山門の横は、こんな感じ。
思わず激写。
山門の隣には民家があり、歩き遍路道沿いに洗濯物を干しているんだ。

なんか、見てはいけないものを見てしまったが、
歩きの道を通れば、避けて通れない関門だ。
微妙

 11番 藤井寺

てか、ブログの更新にも

つかれたぁ。

 


宿到着

今日のお宿は、旅館吉野
旅館って言っても民宿

でも、建てたばかりらしく、とってもキレイ

 部屋は4畳半でトイレもないが、ドレッサーが装備されている。

今日の宿泊客は、僕ひとり。
昨日は7人泊まったらしい。

出会わないわけだ。
同じ日にスタートした人が少ないってことだ。

外観と食事を撮るの忘れた。

おやすみー・・・