26日目:(内子 松乃屋旅館)~45番岩屋寺(古岩屋荘)

今日は、このおっさんのおかげで、ひどい目にあった(笑)

このおっさん、高知の美容室のチェーン店の会長さんで、まー強引。

http://www.rt-hair.co.jp/company/
この集合写真の真ん中にいる白い服着たハゲのおっさん。

前日に予約した44番そばのガーデンタイムという宿を勝手にキャンセルして、古岩屋荘という8キロ先の宿を人の分まで予約して。
61歳のじいさんに、そこまで行くのだと言われれば、20歳年下のボクが行けないとは言えない。プライドにかけて。

おかで、au携帯は電波入らず、docomoのデータ通信カードも、繋がったり、繋がらなかったりの通信環境の山奥へ連れて行かれた。
いくつもの峠を越えて、40キロ

足が・・・・。

よく笑う健脚ハゲの61歳は言う。
大事なのは、運と夢。

「あんたは、おべんちゃらが使えないやろ!」
「人付き合いが下手なんや」
と一喝。

ざっつらいと!
でも、そんな自分も嫌いではないのだがなー。

古岩屋荘の温泉、気持ちよかったー。
今日の影響で、左足裏が他人のみたいだった。

明日は、無理せず歩きたいと、弱気な40歳は思う。


 松乃屋旅館の朝食

久しぶりに、豪勢な朝食を食べた。
ここの女将さん。
夕食のまかないから、布団まで敷いてくれる立派な女将
聞くと、そうしたいんだと
言う。

甘味屋のおっさんには、さんざん言われたけど、この宿いいと思います。

6:40出発

この街も、霧

 

 

 

 通信環境、劣悪です。

遠くから見たら、川にゴミが捨ててあるのかと思ってたら、白衣のお遍路さん
同じ宿で、30分以上前に出発してた二人のおばちゃんだった。

 「ゴミかと思いましたー。」って言ったら、笑ってた!

 

霧の中から、少しずつ太陽が現れる
今日も暑くなりそうだ。

紅葉に期待しながら、久万高原に向かって歩く。
まだ、肌寒い。
 

 

 もみを天日干してるおじちゃん。
自分でも、珍しいやろと言っていた。

 

 途中、大瀬の町並み
このままで、十分古い町並み

 

日差しが激しさを増す

あつい。

 

吉野川トンネル。10:00

この手前に分岐がある。
最新のお遍路地図にはない道路が、ちゃくちゃくとできていて、迷いそうです。
お遍路さん、この辺お気をつけください。

ハゲのおっさん間違いそうでした。
間違うと、松山へいっちゃいます。

 

ランチ

宿そばのサンクスで買ったパン2個
このとき、1つだけ食した。
結局、もう一個のあんぱんのほうは、食べる機会を逸し、まだザックの中。
あのおっさんのせい。

 

落合トンネルを抜け、少し行くと、ペットボトルを満載した人たちが、水を補給してる。
この水うんまい。

で、水を飲んでたら、あのおっさんに追いつかれた。

 

着流しの不気味なおっさんだった。
ほんとは、水補給の手前で会って話ししたんだけど、途中で差を広げた。
あんまり関わりたくなくて、早足で進だ。

しかし、水補給でちょっと気を抜いたら追いつかれた。
てか、ボクのすぐ後ろを歩いてた健脚。

 結局、ここから、このハゲと並走して歩くことになってしまった。

怪しいです。お遍路貧乏かと・・・。

 

 三島神社、12:10

立派な神社です。

 

 しいたけ栽培地

 

44番の大宝寺に向うには、いくつかのルートがあるんです。

我らは、鴇田峠を選択

 鴇田峠遍路道に入る、12:50

 木陰の多い、なかなかいい道。
勾配もそれほどない。

おっさんが「どこに泊まる?」と聞かれ、「44番の手前の宿」と答えると

「古岩屋荘の風呂がいいんだよー」

 古岩屋荘は、45番の手前である、もう時間的にも厳しいし、だいたい、予約しちゃってるし・・・。

「キャンセルすりゃーいいんだよ。」って

ボクの携帯から、予約した宿の電話しはじめ、勝手にキャンセルする始末・・・。

信じられない豪腕

 で、 古岩屋荘に電話して、2名分の予約を取っていた(笑)

 

わんこ畑

犬小屋が10個ぐらいある。
全員から、合唱で吠えまくられた・・・。

かなしい。

 峠途中のとてつもない山中に遍路休憩所があった。
お茶をお接待いただいた。
販売機もなく、水分が乏しかったので、めちゃ嬉しかった。
この方がたのは、観光収入など関係ない完全なボランティアでしょう。
ありがとうございました。

とてもにあり難かったので、中身が重いわりに全く減る気配の無い龍角散のど飴(開封済み)を進呈いたしました。
決して、厄介払いしたわけではありません。
ゆうなれば、龍角散のど飴(開封済み)のリレー

 

 鴇田峠、14:10

このおっさんは、バケモノ
休憩もほとんど無し、歩きずくめ
でも、そうしないと、古岩屋荘には、たどり着けない。

 

 一部色づいている。

 

 まるで新緑

 

 鴇田峠済み、14:30

まだまだ、先は長い。

 

 川の先に見えるのが、久万高原の町

 

久万高原は、紅葉が始まっている。
本番は、あと2週間ぐらい先かな。

 

15:30、峠御堂トンネルを越えて、45番方面へ向かう。
日差し真っ盛り。

宿到着目標、17:00
歩き続ければ、可能だ。
しかし、そろそろきつくなって来た。
休憩すると、次の歩き出しで足に痛みがあることが分かる。

 

 古岩屋荘裏手にたどり着く

でっかい岩に紅葉
紅葉真っ盛りには、すばらしい景色なんだろう。

 

古岩屋荘

宿到着は、予定通り17:00
宿の外観を撮るの忘れた。
建物:ふるい
部屋:ふるいが清潔感あり
風呂:温泉♪
浴衣あり、手ぬぐいタオルあり、バスタオルなし
布団:自分で敷くらしい。
洗濯:洗濯200円、乾燥100円、3台づつある。
食事(夕):ご飯が美味しかった。
食事(朝):
対応:普通
料金:?

宿に到着して、久しぶりに嬉しかった。

美容室チェーン会長曰く、自分の限界であるかないと、達成感はない。という、そのとおりだろう。

でも、、、
仕事じゃないし、ノルマを課したくは無い。
40キロは歩きたくないなあ。