28日目:48番西林寺~53番円明寺(リゾートインまあめいど)

道後温泉本館
行ってまいりました。

数ある共同浴場の中でも、ダントツで素晴らしい。
威風堂々の外観もさることながら、中の雰囲気も最高。
明治時代に建築されたそうで、歴史を感じさせてくれる、本当の観光スポット。

本日のタイトル、昨日最後だった47番八坂寺からではなく、48番西林寺~となっているのは、理由があります。
朝、道後のホテルからタクシーで戻る際、48番に戻ったためです。
つまり、47番~48番の4.5キロは歩いてない。
がっはっはっはっ!

いやぁ~、これもあの会長がイケないんです。
予報で雨が降るからって、傘を買うのでコンビニに行けという、しかし、47番そばにはコンビニはない。遍路地図上、たまたま48番そばにローソンがあったので、そうゆうことになりました。
そう、この人の荷物、布のポシェットみたいなバッグオンリー。
中には、財布と納経帳と地図しか入ってません。

着替えや雨具、その他諸々は、一切無し。
逆打ち含む4回の経験上そうなったようです。雨が降ったら、都度、コンビニで傘を買うそうで・・・。

結局、お昼ごろに入浴した道後温泉本館まで一緒に行動。
そこで、お別れしました。

いま、愛媛県松山市和気町っていう円明寺そばの「リゾートインまあめいど」という宿に居ます。

今日は20キロぐらいしか歩いてない。
途中雨も降り出すし。でも、寺は、5つ。
1日に5寺も巡ったら、ありがたみもないし、寺の記憶も薄い。

宿にはボクのほかに遍路さんが二人いて、
でも、食事は、ひとりが部屋食だそうで、もうひとりが素泊まり
顔を合わせてさえいません。

2日も3日も、同じ人と、ずっと一緒に歩いたのは、初めてでした。
あの会長、めんどくさかったけど。
ひとりになって、せいせいしたけど。
やっぱり、寂しいかな。

ま、明日からは本当にマイペースで歩ける。
明日は、40キロぐらい先の今治まで行こうと思ってる。
予報が雨なのが、心配要素。


   

茶玻瑠のすぐ前が、道後温泉本館

とりあえず、人の少ない朝に撮影

正面から

 

 斜め後ろから

 

建物後ろの黄緑色の屋根の入り口は、なんと皇室専用

立て札がある
「又新殿(ゆうしんでん)」という浴場で
全国で唯一の皇室専用浴場
らしい。

いままで、10人しか使っていない。
かつ、50年使われてないそうだ。

 

47番八坂寺に向かっていたタクシーは、途中で進路を変え、48番西林寺前のローソンに到着

今日は、雨の予報だったけど、今のところ曇り

 

 48番 西林寺山門

ローソン出てから、3分後到着

 

 48番 西林寺

左が本堂
右が大師堂

 

コンビニで買った傘と自前の杖を持って、意気揚々と歩く会長

 

 49番 浄土寺山門
48番から3キロぐらい。
このあたりは、寺が密集してるサービス区域
 

190センチ君を発見。
「速いですねー」というので
「ええまぁー・・・」と答える。

 

 49番 浄土寺本堂

 

 50番 繁多寺山門

20分ぐらいで到着

 

 50番 繁多寺本堂

 

 51番 石手寺
到着

道後温泉のすぐそばにある敷地の大きい寺

 

 寺の前には、木製のアーケードがあって、店が並んでいる

 

 51番 石手寺山門

アーケードの先に山門

 

51番 石手寺

敷地内には、塔も建っている大きなお寺さんらしい。

 

 その石手寺から少し歩くと、道後温泉がある。

 

 入浴料は、会長がお接待
ここまで、190センチ君もずっと3人一緒で打ってきた。

この温泉施設の料金体系は変わっている。

※Wikipediaから抜粋
「神の湯階下」(400円)神の湯に入る。一般的な銭湯と同じ。

これより高い切符は全て浴衣、お茶、お菓子のサービスがある。霊の湯は貸タオルつき。

「神の湯2階」(800円):神の湯に入浴し、2階の大広間で休憩。
「霊の湯2階」(1200円):霊の湯、神の湯に入浴し、2階の広間(神の湯とは別でこじんまりとしている)で休憩。
「霊の湯3階個室」(1,500円):霊の湯、神の湯に入浴し、3階の個室で休憩。休日等は満室のことが多い。

高いのでもいいと言われたが、普通の400円にした。

 

 中に入ると、真ん中に切符を切るおばちゃん

 

 神の湯

 

脱衣所

木の感じといい
明かりのぐあいといい。

なんでか、すごくいい雰囲気

 

浴室は、西浴室と東浴室の2つある。
中は、ほとんど一緒だと思う。

  

浴室内

気持ちよかったす。
雰囲気に酔った感じ

 

 入浴後、会長が突然、店員に無理を言って、400円プラスするからと、上の休憩所へ。
そんで、ボクのカメラを持って、撮影してきてくれた。
これが、2階の休憩室。
800円払わないと行けない場所。
たぶん、気を利かせてくれたものと思われる。

ここも、いい雰囲気

 

 2階休憩室からの眺め

 

 会長とは、風呂でお別れ、仕事に戻るらしい

190センチ君と53番まで一緒に歩く。

道後温泉にある、このお好み屋さんでランチ
190センチ君、お好み焼きランチ
ボク、焼そばランチ


結構イケる。

 

次の52番までは、10キロ

190センチ君は、ゆっくり歩いているように見えて、なかなか追いつけない。
ピッチは、オレのが上だが、ストライドが異なるらしい。
 

 

途中、ポンジュース工場を発見。
さすが愛媛。

本社か?

 

雨が降り出す。
もうちょっと我慢してくれれば良かったのに。。。

やむを得ず、傘を出したり、ザックカバーをセットしたり

 

52番 太山寺

山門到着と思いきや、まだ山門ではなく「一ノ門」

 

52番 太山寺山門

今度のは、間違いなく山門だった。

しかし、ここから本堂まで500mの表記を発見。。。
500m登る。

 

52番 太山寺本堂

やっと本堂に着く。
 

 

53番 円明寺山門

30分ほど歩いて、到着
既に16:40
納経所が閉まるが17時なので、先に納経を済ませる。

 

 53番 円明寺

道が難しいから、円明寺に着いたら電話するよう言われていたので、宿に電話すると、雨だし暗いからと車で迎えに来てくれた。

連絡先を交換し合い、190センチ君と別れる。
190センチ君は、野宿オンリー。これから、野宿場所を探すらしい。納経所の人には、駅がいいんじゃないかと言われてた。
また会えるかもしれないけど、彼のここまでの日程を考えると会えない可能性のが高い。

そういえば、この寺まで何人かの歩く遍路さんと見かけたけど、知らぬ顔ばかり。
また、半日ぐらい飛び越してしまった気がする。

今日の宿は、リゾートインまあめいど
まるで、リゾートホテルのような名前だが、いたって普通の民宿である。

建物:普通
部屋:普通
風呂:家族風呂、広めだけど、お湯は1/3ぐらいしか入っていない。横にならないと肩までお湯に浸かれない。
浴衣あり、タオルあり
布団:敷いてくれる
洗濯:洗濯機あり(無料)、乾燥機なし
食事(夕):写真のとおり豪華だけど、一つ一つは、あんまり美味しくない。
食事(朝):7時からだというので、やめた。
対応:
料金:6,500円だけど、朝食抜きで6,000円

宿到着後、部屋でいろいろ説明したり話しかけてくれる女将、お食事のお時間は何時がいいかと聞くので、既に17:15であることから、18:30と言うと、微妙に表情が変化する。
なら、はじめから時間を指定しろと言いたくなる。
結局は営業スマイルで、サービスを分かっていない。
民宿だから当たり前か・・・。
部屋は2Fだけど、下の厨房らしき場所から臭い匂いがして、閉口。